
見た目の印象を決める大事な要素の1つが「歯」。笑ったときにさりげなくキラリと輝く白い歯は、それだけで相手を虜にしてしまうかもしれません。
そんな美しい白い歯を手に入れるために行うのがホワイトニング。
しかし、「ホワイトニングの値段ってどのくらい?」「芸能人やセレブがやっているから高そう…」そんな風に思う人も多いでしょう。
多くの人にとって普段から馴染みのないホワイトニングは、具体的な費用がイメージしづらいですよね。
実は、ホワイトニングと言っても値段は種類によって大きく異なるんです。
そこで今回は、ホワイトニングの種類ごとの値段を徹底比較します!
あなたにとって最適なホワイトニングを見つけましょう。
目次
ホワイトニングの種類と値段

ホワイトニングの値段は種類ごとに異なります。
ここでは、代表的な4種類のホワイトニングの特徴と、それぞれの値段相場を比較してみました。
オフィスホワイトニング
特徴
歯科医院に通って行うホワイトニング。専門機関でしか使用できない機器や薬剤で治療を行います。
具体的な流れは、医師によるカウンセリングを受けた後、専用のジェルを歯に塗ってライトを当てることでホワイトニングを行います。
歯科医院のホワイトニングでは、過酸化水素を使ってエナメル質の構造を変化させることで白く見せます。そのためすぐに効果が出やすく、短期間で歯を白くしたい人におすすめです。
しかし、オフィスホワイトニングは短期間で歯が白くなる分、効果の持続時間も短く3~6か月で戻ってしまいます。そのため、白さを保つには定期的にホワイトニングに通い続ける必要があります。
値段
1回(歯20本分目安)の費用はおよそ10,000円前後の場合が多いですが、歯科医院や治療コースによっては100,000円近くかかる場合もあり、相場にも開きがあります。
注意したいのが、保険適用外であるため全額負担となること。さらに継続して通うと、比較的高額になります。
ホームホワイトニング
特徴
ホームホワイトニングは、歯科医院で初回の診療を受けた後、自宅で行うホワイトニング。
オフィスホワイトニングと同様、まず歯科医院でカウンセリングを受けます。その後歯の型を取って専用のマウスピースを作成します。そこから先は自宅でOK。専用ジェルを塗ったマウスピースを1〜2時間装着してホワイトニングを行います。
オフィスホワイトニングよりも色持ちが良く、半年~1年ほど続くと言われます。歯科医院に通う時間や価格も低く抑えられるので、気軽に始めることができます。
ただし、専門機関以外で過酸化水素を使うことは薬事法で禁止されているため、オフィスホワイトニングと比較すると効果は出にくいとされます。効果が出るまで2週間~1ヶ月継続しなければなりません。
そのためすぐに歯を白くしたい人には向きません。
値段
ホームホワイトニングのマウスピース作成にかかる費用の相場は、約15,000~40,000円。また専用の薬剤の費用は1週間分で5,000円前後。
合わせて約25,000円~50,000円ほどが必要です。
しかし、白さの持続時間が長いため、オフィスホワイトニングと比べるとメンテナンス費用はそこまでかからないと言えるでしょう。
ホームホワイトニングを検討している方は、こちらに「セルフホワイトニングの効果」を解説していますので、ぜひご覧ください。
デュアルホワイトニング
特徴
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをかけ合わせたタイプのホワイトニング。
歯科医院での施術を受けた後、自宅でホームホワイトニングによるケアをあわせて行うことで、白さを継続させます。
歯科医院に通う手間や費用を抑えつつ、即効性と持続性の高い効果が期待できます。
値段
時間や手間を抑えて高い効果を得られる理想的なデュアルホワイトニングですが、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方を行うため、費用はかなり高額になります。
歯科医院での施術と、ホームホワイトニングで使用する薬剤やマウスピースの製作費などをあわせると、費用はおよそ50,000~80,000円前後が相場とされています。
歯科医院以外でのホワイトニング
特徴
歯科医院以外でのホワイトニングには、サロンでのホワイトニングや市販の製品を使ったセルフホワイトニングなどが含まれます。
ホワイトニングサロンでは、スタッフのレクチャーを受けながら、「酸化チタン」や「ポリリン酸ナトリウム」などの薬剤を使ってホワイトニングを行います。
セルフホワイトニングは、歯磨き粉などの製品を買うだけで手軽に始められて、値段もリーズナブルなため、お試しでホワイトニングを始めてみたいという人に人気があります。
セルフホワイトニングの注意点としては、専門家に相談することができないため、量や使い方を誤るとトラブルにつながるリスクが高いこと。トラブルが起きても全て自己責任となるので気を付けましょう。
ホワイトニングサロンも医師や衛生士が直接施術を行うわけではないので、過酸化水素による歯の漂白ができない点にも注意が必要です。
値段
セルフホワイトニングの料金相場は、1,000円〜5,000円前後と非常に安価で行うことができます。またホワイトニングサロンも月額15,000円で通えるものなど、専門的なホワイトニングより値段を抑えることができます。
ただし、専門的なホワイトニングと同様の効果を得られるとは限らないので注意しましょう。
歯科医院のホワイトニング料金例
オフィスホワイトニング | ホームホワイトニング | デュアルホワイトニング | |
---|---|---|---|
とみたデンタルクリニック | 18,000円 ※ 2回目以降は16,000円 | 25,000円 | 43,000円 |
小林歯科医院 | 1回:16,500円 2回:52,800円 ※メンテナンス付 | 16,500円 | 107,800円 |
湘南美容クリニック | 1回コース:19,800円 3回コース:49,800円 | 25,250円 | 45,050円 |
ホワイトニングは値段が高いほうが効果は高いの?

種類によって幅があるホワイトニングの値段ですが、値段が高いほどホワイトニング効果が高いのでしょうか?
ここでは、ホワイトニングの値段が変わるための要素と効果の関係をまとめました。
安いホワイトニングは効果がないの?
ホワイトニングは高ければ高いほど歯が白くなり、逆に安いと全く効果がないと一概には言い切れません。それは種類によってホワイトニングのそもそもの方法や持続期間が違ったり、同じ方法でも歯科医院によって値段が違ったりするため。
しかし、デュアルホワイトニングなどに代表されるように、値段が高いほうが手間を掛けず確実に歯を白くできる上、ホワイトニング後のケアも手厚いことが多いと言えます。反対に市販の安いものは効果が出るのに時間がかかったり、トラブルが起きるリスクがあったりします。
確実さや安心を求めるのであれば、値段も上がってくるといえるでしょう。
ホワイトニングの値段は何で変わるの?
薬剤の種類
ホワイトニングの値段を左右する大きな要因は薬剤といえるでしょう。オフィスホワイトニングの場合、濃度の高い漂白成分の過酸化水素を使用しますが、それ以外のホワイトニングでは使用することができません。
濃度の高い薬剤を使用し、歯に塗布する時間が長いほど、ホワイトニングの速効性は高くなりますが、その分値段が高くなる傾向にあります。
施術の期間
効果が出るまでに相応の時間を必要とするホームホワイトニングやセルフホワイトニングと比べると、オフィスホワイトニングやデュアルホワイトニングの方が、施術の期間を短く済ませることができます。しかし、短期間で歯を白くできる分、費用が高くなります。
ホワイトニングする歯の本数
当然ながら、ホワイトニングを行う歯の本数でも値段は変わります。すべての歯をホワイトニングしようと思っていたのに、決まった本数しかできないコースを受けてしまい、結果的に値段が高くなって後悔するケースも。
必ずホワイトニングできる歯の本数に制限があるかを確認してから施術を受けるようにしましょう。
メンテナンス
短期間で効果が出るホワイトニングは、その分色戻りも早いと言われます。そのため、白さを持続させるにはメンテナンスが必要になります。
オフィスホワイトニングなどの場合、1回あたりの値段がそこまで高くなくても、メンテナンスに費用がかかってトータルで高くなってしまう場合も考えられます。
ホワイトニングの値段に関する注意点

最後に、ホワイトニングの値段を見る上で考慮するべき注意点をまとめました。
ホワイトニングを決める際の参考にご覧ください。
保険が適用されない
オフィスホワイトニングの場合、歯科医院でホワイトニングを行いますが、保険が適用されません。
そのため、それぞれの歯科医院で自由に値段を決めることができ、相場にも幅が出てしまうのです。
全額自己負担となることを前提に置いて、どこまで払えるかを考えましょう。
値段の安さだけで決めると危険
安さだけで考えれば、セルフホワイトニングやホワイトニングサロンの方が圧倒的でしょう。しかし、その分効果がなかなか感じられなかったり、トラブルのリスクが高まったりとデメリットも増えます。
料金が高いものはその分安全な施術や丁寧なカウンセリングがあり、ホワイトニング効果の確実性も上がります。
値段の安さだけでなく、自分が何を重視するかをよく考えてからホワイトニングを選ぶと良いでしょう。
治療後のメンテナンス費用もかかる
初めてのホワイトニングの場合、意外と見落としがちなのがホワイトニング後のメンテナス費用。白さをキープするには定期的なメンテナンスが必要です。
施術1回の値段が安くても、すぐに色落ちして何回も歯医者に通う必要があると、トータルの費用が高くついてしまうことも。
ホワイトニングの種類によって色の持続期間やメンテナンスの頻度も変わってくるので、ホワイトニング料金はその後のメンテナンス費用も考慮に入れて比較するのがポイントです。
その他にも、人によっては「歯に痛み・しみが出た」、「歯が逆に黄ばんでしまった」ということもあり、後悔することもあります。ホワイトニングで失敗しないためのポイントを知りたい方は、こちらの「ホワイトニングで知っておきたいリスク」を御覧ください。
まとめ
今回は、ホワイトニングにかかる費用の比較や、値段を考える上でのポイントなどを紹介しました。
ホワイトニングの値段を決める上で重要なのは安さだけでなく、どの歯をどれくらいの期間で白くしたいか、メンテナンスを含めてどれくらいの金額を払えるかなど、自分の目的や一番に求めるものをはっきりさせておくこと。
自分に合ったホワイトニングを選んで、納得の行く方法で白い歯を目指しましょう!