
「疲れ目ってどうやったら改善するの?」
疲れ目で悩んでいる人はこのような疑問を持っているのではないでしょうか。
目の症状が慢性的になったりして、普段の生活に支障をきたすような人もいるでしょう。
この記事では疲れ目の原因や改善方法などを詳しく解説していきます。改善方法についてはいくつも紹介するので、悩んでいる人は参考にしてください。
目次
疲れ目により起こる症状とは?

「疲れ目」とひと言でいっても、症状はさまざまです。ここでは目に起こる症状や派生して起こるものをそれぞれ紹介していきます。
目に起こる症状
疲れ目の代表的な症状は以下のようなものがあります。
・かすむ
・目が重い・痛む
・乾きを感じて、ショボショボする
・まぶたがピクピクと痙攣する
・涙が出る
他にも、ものが見えにくくなる場合も疲れ目の可能性があります。症状はとにかくいろいろあるので「最近よく目に違和感を抱く」という人は疲れ目を疑ってみてください。
目から派生して起こる症状
疲れ目は「目」だけの症状で終わらず、身体中に悪影響を与えるので注意が必要です。
例えば、肩こりや頭痛、吐き気などです。一見「目」とは関係がなさそうな部位ですが、目のピントを合わせる際、自律神経の交感神経が優位になります。
交感神経は筋肉などを緊張させる働きがあるので、目が疲れてピント調整ができないと身体中にその影響が及んでしまうのです。
そもそも疲れ目の原因とは?

疲れ目を引き起こす原因はいくつもあります。ここでは疲れ目を引き起こす原因について解説していきます。
疲れ目の3つの要因
疲れ目を引き起こす要因は大きく3つです。
・目の不具合
・環境の不適
・心身の悪化
要因は1つではないので、見逃して悪化させてしまう人もいます。以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
目の不具合
疲れ目を引き起こす不具合とは、ドライアイや白内障、緑内障などが挙げられます。
ドライアイとは涙が過度に蒸発して乾燥している状態です。白内障は目のレンズが濁ってしまっている病気で、緑内障は視野がかけて見える病気です。
どれも視界が悪くなるので、目に負担を与えて疲れ目を引き起こします。心当たりがある人は、病院を受診するようにしましょう。
環境の不適
普段の生活環境が疲れ目につながるケースもあるので注意が必要です。
例えば、薄暗かったり乾燥したりしている部屋に長時間いる行為は目には過酷です。また、まばたきの回数が少ない人も目には負担を与えています。
ちょっとした工夫で改善できるので、意識的に環境を見直しましょう。
心身の悪化
心身の悪化、つまりストレスによっても疲れ目を引き起こすのです。
ストレスが溜まると自律神経の交感神経が活発に働きます。交感神経は身体を緊張させる働きがあるので、目のピントを合わせる筋肉もずっと緊張状態が続きます。
その結果、ピント調節が適切にできなくなって疲れ目が起こるのです。
趣味などで息抜きをしたり休息を取ったりして、ストレスと上手に付き合うようにしましょう。
なぜパソコンやスマホの使いすぎると目が疲れるのか?
パソコンやスマホを使いすぎると目が疲れる理由は、目の筋肉を緊張させ続けるからです。
実は近くのものを見るためには目の筋肉を緊張させなければなりません。遠くを見るなどして筋肉を緩める時間を作らずに、パソコンやスマホの画面を見続けていると筋肉が緊張しっぱなしの状態になります。
その結果、筋肉が正常に機能しなくなって、疲れ目を引き起こすのです。
眼精疲労と眼疲労は違います。その違いとは?

実は、疲れ目には「眼精疲労」と「眼疲労」の2つが存在します。文字を見ただけでは同じように見えますが、まったくの別物です。
ここでは眼精疲労と眼疲労の違いについて詳しく解説していきます。
眼疲労は一時的な目の疲れ
眼疲労とは一時的な目の疲れのことで、休憩することで回復するものです。
パソコンやスマホの酷使、暗い部屋で本を読むなどで、一時的に目への負担が増えて起こります。
目がかすんだりぼやけたりする症状が出たときは、すぐに目を休めるようにしましょう。
それで異常が収まれば眼疲労です。
眼精疲労がより危険!
一方、目を休めても症状が改善しないのが眼精疲労です。
眼精疲労の場合は目の症状だけでなく、身体の異常も出てきます。目の違和感だけでなく肩こりや頭痛、倦怠感、吐き気なども出てきたらすぐに眼科を受診してください。
目の病気が疲れ目の原因になっているケースも考えられます。悪化してしまわないように、早めに診てもらいましょう。
疲れ目の改善方法とは?

眼疲労と眼精疲労には効果的な改善方法があります。
ここではそれぞれに有効な改善策を紹介していきます。
眼疲労の改善方法とは?
眼疲労に効果的な改善方法はには、①ツボ押し②まぶたを温める③眼球体操などがあります。それぞれやり方を説明していきます。
ツボを押す
目に効くツボはいくつもありますが、代表的なものを紹介します。
1つは睛明(セイメイ)と呼ばれる、目頭にあるツボです。ここを親指と人差し指でマッサージすると効果的です。
2つ目は太陽と呼ばれる、こめかみの少し下にあるツボです。ここを左右の指の腹で優しく刺激するのが有効です。
他にも目に効くツボはあるので、気持ちいいと感じるものを探して実践してみてください。
まぶたを温める
まぶたを温めると血行がよくなるので、眼疲労に効果があります。
最も簡単な方法は、温めたタオルなどを目を覆うようにかぶせることです。数分間目を温めることで、目の疲れを解消できます。
今は目を温められるアイマスクがあるので、興味がある人は利用してみてください。
眼球体操をする
ここでは簡単な目の疲れを取る眼球体操のやり方を紹介します。
- 顔を動かさずに目を左に動かす
- 同じく目を右・上・下と順に動かす
- 目を強く閉じる
- 次に目をパッと開ける
これを数回繰り返すことで、目の血行がよくなって目の筋肉を回復させられます。
ちょっとした時間にできるので、仕事の合間などに行ってみてください。
パソコンやスマホの使用を止めてみる
眼疲労を改善する方法をいくつか紹介しましたが、パソコンやスマホの使用をやめてみるのも効果的です。
現代はパソコンやスマホなどの使用が目に大きな負担になっています。週末だけでもいいので、積極的に目を休ませるようにしましょう。そうすれば眼疲労を改善させるきっかけになります。
眼精疲労の改善方法とは?
眼疲労は目を少し休ませることですぐに改善が期待できますが、眼精疲労は簡単ではありません。
ここでは眼精疲労に有効な対策方法を紹介していきます。
眼によい栄養素を摂取する
眼によい栄養素を摂取することは有効です。具体的には、ビタミンAやビタミンC、ビタミンEなどが挙げられます。
これらは目の細胞の機能をよくしたり血液の循環を改善したりして、眼精疲労を少しずつ改善してくれます。
ただし、眼精疲労は簡単に改善はできないので、毎日サプリで摂取したり目薬をさしたりするなどして栄養摂取を続けるようにしましょう。
パソコンやスマホの使い方を変えてみる
眼疲労と同様ですが、眼精疲労でもパソコンやスマホの使い方・接し方を工夫しなければなりません。
仕事などでどうしても毎日使わなければならない人もいるでしょう。しかし、休憩時間はスマホを見ないなどの工夫をすることで、眼精疲労の改善を期待できます。
眼精疲労で悩んでいる人は、パソコンやスマホの使い方を変えてみるようにしてください。
まとめ
目が疲れる原因や疲れによって引き起こる症状は人によってさまざまです。
しかし、放っておくとドンドン症状が悪化していきます。この記事では改善方法を紹介しましたので、気になる人は実践してみてください。
それでも治らない人は目の病気の可能性があるので、すぐに病院を受診するようにしましょう。
目の疲れを放っておかずに上手に改善させることで、快適な生活を送ることができます。