引っ越し

引っ越しの見積もり相場はどのくらい?少しでも安く費用を抑える方法を解説

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引っ越しの見積もり相場はどのくらい?少しでも安く費用を抑える方法を解説

人生においては、何度かのタイミングで引っ越しを行うこととなります。進学・就職・結婚・転勤など、人生の節目で引っ越しが行われることが多いのが事実です。生まれてから死ぬまで、一度も引っ越ししなかった、という人生は珍しいでしょう。

ほぼ必ず経験する「引っ越し」について、ご存知のように少々まとまったコストが必要となることもあり、引越しにかかる費用について、知識を持っておくことは決して損ではありません。引っ越しの、主に費用面についてフォーカスし、考えて行きましょう。

まずは引っ越し価格の仕組みを知ろう!

まずは引っ越し価格の仕組みを知ろう!

引っ越しにかかる費用は、どのようにして決まってくるのでしょうか。実は引っ越し費用は様々な要因によって変動してきます。

まずは引っ越しにかかる価格の仕組みを知ることによって、コストを如何に抑えるか、という方法論が見えてくるはずです。引っ越し価格の中身を、細かく見て行きましょう。

引っ越し費用の内訳

移動距離に応じた基礎運賃

引っ越し価格の基礎運賃については、国土交通省が定めている「標準引越運送約款」という基準があり、約款として規定されているため、引越し業者によって費用が変わる、ということは基本的にはありません。

後述いたしますが、運送距離が100kmを超えると「距離制」が適用され、100km以内ですと「時間制」が適用されます。

人件費や梱包資材費などの実費

引っ越し価格における実費とはどういった項目でしょう。それは、先述した基礎運賃の他に、作業を行う際に発生する諸々の経費がこれに当たります。具体的には、引っ越し作業を行うスタッフの人件費、また搬送品を包み込む梱包資材費、運搬のためのトラックのガソリン費用や高速道路料金といった交通費が、実費にあたります。

オプション料金

それでは、上記以外のオプション料金にはどのようなものがあるのでしょう。引っ越し業者によってもオプションのメニューは様々ですが、基本的なオプションサービスを見て行きましょう。

・不用品の処分

引っ越しの際には不用品なども出てきますね。引っ越しのタイミングで要らないものを捨てていくのも、すっきりと生活を送る知恵です。その不用品の処分について、引っ越し業者に依頼することも出来ます。不用品処分には有料引取と無料引取、さらに買取があります。

引っ越し業者により対応しているところ、していないところがありますので、事前の確認が必要です。

・荷造り・荷解き

小物類のの荷造りや、引っ越し先での荷解きをオプションとして掲げている業者がいます。お忙しいご家庭などには大変有難いサービスですが、別料金であることもあり、業者間での比較も必要で、且つそもそも自分で出来ないかも合わせて検討するべきオプションと言えます。

・荷物の一時預かり

退去する日から入居する日までに日数が空く場合に、関連してくるオプションとなります。これも、対応している業者、していない業者があり、確認が必要です。費用を比較の上、引っ越し業者に頼むのか、自分で貸倉庫やトランクルームを活用するのか、といった、方法の選別も必要です。

・大物家電の取り外し・取り付け

洗濯機やエアコンについては、なかなか素人には難しい部分があります。洗濯機ですと、給水や排水の仕組みを理解していないと素人では難しい場合があります。エアコンは、高い場所に設置されていることもあり、なかなか危険も伴う難しい仕事です。エアコンについては引っ越し業者も、さらに専門の業者に委託されることのある仕事です。

いずれにしても、ご自身で自信が無かったら、オプションサービスを受けることが安全、と言えます。

・アンテナの配線

このレベルであれば、ご自身でもできるケースがあると思いますが、引っ越し当日などは時間もなく、夜テレビが見られなかった、というようなことは良くあります。時間の無い方、配線の自信の無い方は、オプションサービスを利用する手もあるでしょう。

・ペット・絵画・ピアノの輸送

ペットや絵画、ピアノは、通常の荷物と同じように運ぶと恐らく支障が出ます。専門的な輸送が必要で、当然オプション料金が発生します。どれも大切なものでしょうから、万一の破損などの事故が起きないよう、ここはオプションサービスを検討してみるのも大事でしょう。

・自動車・バイクの輸送

自動車やバイクは、ご自身で運転をして運ぶことも可能ですが、距離によっては、オプションサービスを利用して、運搬してもらうことの検討も必要です。また逆に、もし、引っ越し先での公共機関の交通網が充分発達しているところであれば、そもそも今後自分で所有している必要があるのか、といったこともこの機会に検討することもお勧めです。

・盗聴器発見

まさか、と思われる方もいると思いますが、引っ越しの後に部屋の隅から盗聴器が発見された、という例は少なくないようです。引っ越し先にも寄りますが、様々な人の出入りが多いマンスリーマンションなどへの引っ越しの際には、多少オプション料金が高くても、このサービスを利用したほうがより安心と言えます。

基礎運賃は「距離制」と「時間制」の2種類

距離制の例

引っ越し価格には、季節性が関与し、繁忙期、通常期で料金が異なってきます。ここでは通常期(5月~1月)での、特に単身者の引っ越し相場価格を調べてみます。

まず、~15km未満の場合、荷物が少ない場合43,800円、荷物が多い場合57,000円です。
また、~50km未満ですと、荷物が少ない場合は36,200円、荷物が多い場合は48,000円となります。
まらに、~200km未満ですと、荷物が少ない場合、45,800円、荷物が多い場合は64,800円となります。

このように、距離に応じて基礎運賃が異なってきます。ちなみに、様々な距離を総合して平均を取ると、荷物が少ない場合43,800円、荷物が多い場合は57,000円、となります。

時間制の例

こちらも、国土交通省が定めている「標準引越運送約款」に定められていますが、運搬距離が100km以下の場合、時間制による価格が設定されています。4時間制、8時間制といった、時間による区分けがされており、さらに運搬するトラックのトン数によっても定義されています。

それぞれ上限価格をご案内しますと、次のようになっています。まず4時間制の場合、2トン車までですと20,360円、4トン車までですと24,000円、6トン車までですと26,900円となります。また8時間制の場合、2トン車までですと33,970円、4トン車までですと40,010円、6トン車までですと47,090円と定められています。8時間制の場合、時間を超過すると、1時間当たり3,000円代~4,000円代の超過料金が設定されています。

100km以内の近地の引っ越しの場合、時間制が関係してきますので、知っておいて損はないでしょう。

単身・家族の引っ越し相場は?

単身・家族の引っ越し相場は?

引っ越しの価格については、単身/家族や、時期・季節によって当然異なってきます。荷物の量が、住人の数によって変わってくること、繁忙期などの集中などが主な要因です。

まずは単身者の引っ越しと家族の引っ越しで、季節によって相場価格がどのようになっているのか、見て行きましょう。

単身者の引っ越し費用の相場

繁忙期の引っ越し費用の相場

2月~4月というのは、期の変わり目であったり、会社の転勤のシーズンであったり、入学シーズンであったり、といった要因で引っ越しが集中します。従いまして、引っ越し費用も高めとなってきます。運搬距離によって引っ越し費用は変わってきますが、平均値として、荷物の大小によって相場を見て行きましょう。

単身者で荷物が比較的少ないケースでは平均値で51,500円、荷物が多めの場合は、平均値で74,400円というのが相場となっています。

通常期の引っ越し費用の相場

繁忙期以外の通常期(5月~1月)は、比較的引っ越しが行われません。従って、費用も繁忙期に比べ安くなってきます。どのくらいの差があるのか、繁忙期同様、平均値で見て行きましょう。

単身者で荷物が比較的少ないケースでは平均値で43,800円、荷物が多めの場合は、平均値で57,000円が相場となり、1~2万円の差が出てきます。

家族の引っ越し費用の相場

繁忙期の引っ越し費用の相場

単身住まいと家族住まいでは、人数が増える分、荷物の量も多くなってきます。家族といっても3人家族であったり4人家族であったりと、色々な場合がありますが、ここでは仮に4人家族を想定して、まずは繁忙期(2月~4月)の引っ越し費用の相場について、平均値で見て行きましょう。

4人家族で繁忙期の引っ越し費用は平均値で155,000円となっています。

通常期の引っ越し費用の相場

4人家族で通常期(5月~1月)の引っ越し費用の相場はどうなるでしょう。実は平均値で115,729円となり、繁忙期と比べて約4万円も安くなっているようです。引っ越しに置いて時期の選択は重要なポイントと言えます。

時期別の引っ越し相場は?

時期別の引っ越し相場は?

今まで見てきましたように、引っ越し相場には「時期」が大きく影響することが分かりました。引っ越し費用を少しでも低く抑えるためにも、時期の影響について知っておいて損はありません。時期について、もう少し細かく見て行きましょう。

繁忙期と通常期で価格は大きく変動する

前述しました通り、繁忙期と通常期では引っ越し費用が変動します。引っ越しも経済原理に基づき、繁忙期は引っ越しニーズが集中して相場が高くなり、逆に通常期は引っ越しがあまり発生せず、相場が低くなるからです。

これまでは、繁忙期と通常期という単位で相場を見てきましたが、もう少し細かい軸で相場を見て行きましょう。

月別の引っ越し相場

単身者の引っ越し費用の相場

月別で見た場合の、単身者の引っ越し相場はどうなるでしょう。それぞれの月で、荷物の量に応じて平均値で相場を見て行きましょう。

荷物少プラン荷物多プラン
1月38,100円39,600円
2月40,000円47,500円
3月67,500円78,900円
4月48,800円54,000円
5月40,300円42,900円
6月36,200円41,400円
7月39,400円44,700円
8月48,700円41,300円
9月39,700円45,100円
10月35,400円40,400円
11月37,900円43,500円
12月36,300円40,900円

となっています。

これを見ても、繁忙期と通常期の相場の差が分かりますが、月別では特に一番高い月が5月、低い月が10月、ということが言えます。

家族の引っ越し費用の相場

それでは、家族世帯となると月別でどのような差が出て来るでしょう。前述と同じく4人家族の場合の平均値で相場を見て行きましょう。

1月86,000円
2月97,000円
3月170,000円
4月123,600円
5月97,900円
6月87,100円
7月100,500円
8月86,400円
9月96,900円
10月91,600円
11月87,100円
12月79,200円

となっています。

こちらも、繁忙期と通常期の差は歴然としていますが、最高値(3月)と最安値(12月)の差は約10万円もあるということは、大いに意識しておく必要がある情報でしょう。

曜日や時間帯別の引っ越し相場は?

月別を見てきましたが、それでは曜日別や時間帯別で、引っ越し費用について差が出てくるのでしょうか?相場価格を見て行きましょう。

単身の場合、相場の違いは少ない

単身での引っ越しの場合、実は月別で出てくるような差が、曜日別や時間帯別ではあまり出てきません。基本的には荷物の量が引っ越し費用に影響することを考えると、単身の場合あまり差が出ない構造となっているようで、具体的な差も、1万円以内といういのが相場となっています。

それでは次から、家族世帯となるとどうなるかを見て行きましょう。

曜日別の引っ越し費用の相場

家族世帯での引っ越し相場を、同都道府県内での移動の平均値で、曜日別に見ていきましょう。平日の場合平均82,800円、土日の場合平均80,100円、祝日の場合平均83,100円となります。

これを見て分かりますように、意外と曜日別の差は大きくは有りません。

時間帯別別の引っ越し費用の相場

1日の中の時間帯によって、引っ越し費用は変わってくるのでしょうか。午前中、12時~15時、15時以降の3区分で平均値を見て行きましょう。

・午前中の場合、単身で69,100円、家族で116,400円
・12時~15時の場合、単身で64,400円、家族で92,600円
・15時以降の場合、単身で68,600円、家族で91,300円
となります。

引っ越しが午前中に集中するため、午前中の費用が高くなっているのが分かります。引っ越し費用を抑えるための方法として、時間帯を工夫するということが有りそうです。

引っ越し費用を安く抑える10の方法とは?

引っ越し費用を安く抑える10の方法とは?

これまで、引っ越し費用の相場について、様々な軸から平均値を見てきました。いざ引っ越しとなると、引っ越し費用に関連して、新地での生活に必要なものの購入など、色々な出費が出るものです。だからこそ、引っ越し費用そのものを安くする方法があるのであれば、それを活用し、引っ越し費用全体を抑えたいものです。

今までの相場の比較から、引っ越し費用を抑える10の方法を見て行きましょう。

①繁忙期を避ける

繁忙期(2月~4月)と通常期(5月~1月)での引っ越し相場をご覧頂きましが、家族世帯ですと数万円の差が出ていることはもうお分かりだと思います。会社の転勤や進学など、どうしても繁忙期に引っ越しせざるを得ないケースもあるでしょうが、調整が可能であれば、まずは繁忙期を避けましょう。

これだけで、引っ越し費用の大きな部分を節約することが出来ます。

②土日祝を避ける

曜日別の引っ越し相場比較では、大きな差はありませんでしたが、経済原理から、やはり集中すると費用が上昇します。少しの差かもしれませんが、調整が可能であれば、平日に引っ越しを行うのが、費用を抑えることに繋がります。

③月末や月初を避ける

節目となる月末や月初は、やはり集中する傾向があるため、費用の上昇に繋がります。従って、出来れば月末や月初は避けた方が良いでしょう。では、月末と月初で比較するとどうでしょう。圧倒的に月末の方が費用が高くなる傾向にあります。

4人家族の平均値で、月別に月末月初の費用を見てみましょう。

月初月末
1月120,000円98,000円
2月90,000円100,000円
3月140,000円200,000円
4月140,000円95,000円
5月94,000円89,000円
6月77,000円84,000円
7月76,000円91,000円
8月80,000円85,000円
9月73,000円90,000円
10月80,000円87,000円
11月80,000円80,000円
12月70,000円90,000円


となります。

月によっては必ずしも月末の方が高くない月もありますが、年間通じた平均値としては、月初が94,000円、月末が99,000円となり、月末の方が高いと言えます。どうしても月末月初に引っ越しをする必要があるならば、出来るだけ月初に調整することが、費用を抑えることに繋がります。

④忙しい時間帯を避ける

前述の時間帯別の相場比較でもお分かりいただけましたように、午前中が午後に比べ費用が高くなっています。午前中に荷物を運び、午後にゆっくりと荷解きをするという計画となるケースが多いようで、午前中に引っ越しが集中する傾向にあります。

荷解きが多少夜間にかかったとしても、費用を考えたら、午後からの引っ越しがコストを抑えることに役立ちます。

⑤なるべく荷物量を減らす

引っ越しの荷物量は、作業時間に影響しますので、当然引っ越し費用にも関係してきます。引っ越しは、人生において何度もない折角のタイミングでもあり、この機会に古くなった家具や家電製品を整理・処分し、荷物量を減らすことは、引っ越し費用を安く抑える方法の一つと言えます。

ぜひ、引っ越しというタイミングで、身の回りの物を見渡し、要不要を判断して、荷物を減らされては如何でしょうか。

⑥荷造りや荷解きは自分でする

前述のオプションサービスの中で、引っ越し業者による荷造りや、引っ越し先での荷解きをしてくれるサービスがあります。お忙しいご家庭などには大変有難いサービスですが、別料金であることもあり、出来れば自分で行うのが費用を抑えることになります。

大型家具や家電製品などは業者にお願いするとして、小物類は自分で荷造り・荷解きを行うなど、工夫をしてみては如何でしょう。

⑦相見積もりを取る

引っ越しは、引っ越し業者に作業を依頼しますが、多くの方はどんな観点で業者を選んでいるのでしょう。例えば、基本的な対応の良し悪し、日頃の評判、オプションサービスが豊富にあるか、など色々ありますが、何と言っても決め手になるのは、費用が安いかどうか、となります。

ではどうすれば引っ越し費用の安い業者に出会うことが出来るでしょう。そのためには、複数の業者から「相見積もり」を取ることをお勧めします。

業者によっては、複数の引っ越し荷物を混載して運んでくれる「混載便」を利用したり、遠方への引っ越しなどですと、トラックの帰りを利用して運んでくれる「帰り便」などを利用したりで、価格差が出てきたりします。複数の業者から相見積もりを取ることで、格安の業者にも出会う確率が高まります。また、競合相手の業者の価格を提示することによって、通常よりも安い競争価格を得られることも出来ます。

「相見積もり」を取ることのメリットは色々ありますので、ぜひ試みてみるのが良いでしょう。

⑧訪問見積もりを依頼する

業者に、実際に訪問してもらい直接荷物を見てもらいながら見積を得るのも有効な方法です。実際の荷物を見ずに見積をされると、様々なリスクも価格に積まれて、結果として実態よりも高い見積になりがちとなります。特に荷物の多い家族世帯での引っ越しなどでは、訪問見積をお勧めします。

⑨混載便や帰り便、コンテナ便を利用する

相見積もりを取る項目でも先述しましたが、トラックの有効活用として、複数の引っ越し案件の荷物を混載して運んでくれる「混載便」や、トラックの帰還ルートで荷物を運んでもらう「帰り便」、さらには、特に遠地への引っ越しの場合などには、出発地から到着地まで全てトラックで運ぶのではなく、長距離部分を航空機や貨物列車のコンテナで運びコストを抑える「コンテナ便」などがあります。

見積をしてもらう際に、これらの「混載便」、「帰り便」、「コンテナ便」の利用を前提として費用計算してもらうのも、引っ越し費用を抑える有効な手段となります。

⑩オプションサービスをつけない

引っ越しには、業者によって様々なオプションサービスがあります。先述しましたように、不用品の処分、荷造り・荷解き、荷物の一時預かり、大物家電の取り外し・取り付け、アンテナの配線、ペット・絵画・ピアノの輸送、自動車・バイクの輸送、盗聴器発見、などとなります。

これらの中には、どうしても専門業者に頼まざるを得ないものもあると思われますが、多少のことは自分で対処し、極力オプションサービスを付けないようにすることで、引っ越し延滞のコストが抑えられます。見積の中で、業者に頼むこと、頼まないことをよく選別し、コストダウンを図りましょう。

まとめ

人生で必ず1度や2度は経験する「引っ越し」。この相場価格について、基本的に仕組みや、相場価格が高くなったり安くなったりする様々な軸について、見てきました。そしてそれを踏まえた、引っ越し価格を安く抑えるポイントについて考察してきました。

引っ越しをするということは、行った先での新しい生活のために。様々なコストが係るため、大きな割合を占める「引っ越し費用」そのものを安く抑えるに越したことはありません。皆さんもこれらの情報を活かして、安く抑えた引っ越しを実現しましょう。

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