
「CBDって最近よく聞くけど何?」「CBDって本当に効果あるの?種類は?」今回はこんな悩みに答えていきます。
実は、CBDには「不安やうつ病軽減・リラックスできる・にきび治療」など他にも様々な効果があり、世界各国から注目されています。
今回は、CBDの基礎的な知識から具体的な使用方法・種類・購入方法まで徹底的に解説していきます。
この記事を読めば、CBDについて詳しくなり、CBDとともに生きる未来を想像することができます。
目次
CBDとは?

日本でも最近「CBD」という言葉を多く聞くようになってきました。しかし、CBDという言葉は知っているけど、その効果や起源はあまり知られていません。
実はその起源は遥か昔で、1940年代アメリカで調査・研究が始まりました。
そして、その研究は現在まで続いています。
CBDは、アメリカを始めとする各国、日本でも合法化され使用することができるようになっています。
さらに人生100年時代と言われている今、「健康・ウェルネス」が重要視されているため、CBD市場においても、これからさらに加速していくと見られています。
そもそもCBDって何?大麻とは違うの?
そもそもCBDとは、カンナビジオールの略で大麻植物に(薬用の大麻以外にも)含まれる有効成分(カンナビノイド)の一つです。カンナビノイドは少なくとも113種類あり、CBDはその中の一つになります。
近年では、大麻に含まれるカンナビノイド113種類からカンナビジオールのみを抽出することが可能になったため、医療・美容・食品など様々なジャンルでの応用が研究者たちの間で進められています。
そして、大麻とCBDの大きな違いは、含まれている有効成分にあります。
大麻には、THC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ばれる、いわゆる「ハイになる」成分が含まれています。これには、依存性や精神作用などがあります。一般的に大麻は、THCの含有量により、ヘンプと大麻に分別されます。
一方でCBDには、大麻に含まれるTHCのような作用はなく、多くの試験結果から依存性や精神作用はないと報告されています。
要するに、CBDには大麻のような依存性や陶酔感はなく、治療用などで効果が絶大であるといえます。
CBDは日本で違法じゃないの?
昨今、数々の芸能人が大麻使用により逮捕されているため、CBDにおいてもイメージが悪いかと思います。
しかし、CBDは日本では違法ではありません。大麻取締り管轄省庁の厚生労働のガイドラインに以下の記載があります。
大麻取締法における「大麻」とは
「出典元:https://www.ncd.mhlw.go.jp/dl_data/cbd/guidecbd.pdf」
・大麻とは、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)及びその製品をいいます。
・ただし、大麻草の成熟した茎及びその茎から作られる繊維等の製品(樹脂を除きます。)と、大麻草の種子及びその製品は規制対象から除かれます。
・大麻草の成熟した茎又は種子以外の部位(葉、花穂、枝、根等)から抽出・製造されたCBD製品は、「大麻」に該当します。
要するに、葉、花穂、枝、根等を使用していないCBD製品を購入・使用することは、日本では違法になりません。
逆に、それらを使用して作られたCBD製品を購入・使用すると違法とみなされるため、注意が必要です。
CBDがカラダやココロに作用する仕組みとは?
実は、人間や動物のカラダの中にも「カンナビノイド受容体(CB1・CB2)」という生物に効果を与える、カンナビノイドがあります。
今のところCBD(カンナビジオール)は、私たち自身の内因性カンナビノイド(大麻に含まれる成分に似ていることからついた名前)を模倣して、エンドカンナビノイド・システム(私たち体全体の恒常性を維持するためのシステム)に関与することにより、様々な効果を発揮します。
仮に、エンドカンナビノイド・システムが正常に機能していなければ、私たちは病気になってしまいます。
CBDは、エンドカンナビノイド・システムに関与することにより、私たちのカラダとココロのバランスを整えてくれるといえます。
そしてCBDが、どのようにカラダやココロに作用するかは、各国の研究者や医師の間で現在も議論が続いているため、正確な証拠は研究の途中ということになります。
CBDは本当に効果があるの?どんな効果があるの?

CBDは、いくつもの科学的な研究により、慢性的な痛みや不安などの病気の症状を緩和する可能性があると確認されています。
一方で、特定の医薬品には強い副作用があるため、拒絶反応が出てしまうこともあります。
そんな中、CBDには無理せず自然に近い方法で治療できるというメリットがあります。
また、大麻や特定の医薬品のように向精神性、いわゆる「ハイになる」症状をを引き起こすことなく、痛みやその他の症状を和らげたい方にとっては効果的です。
その中でも特に効果があるとされている、CBDの利点を以下で7つ紹介します。
CBDは様々な効果がある
「CBDによる様々な効果はどのようなものなのか?」と疑問に思いませんか?
CBDを使用することにより、効果があるとされている利点は以下の7つです。
- 痛みを和らげる(多発性硬化症、関節リウマチ)
- 不安やうつ病を軽減(心的外傷後のストレス、不安神経症)
- がんとがん関連の症状を軽減
- にきびを減らす可能性(抗炎症作用)
- 神経障害治療の可能性(てんかん、脳卒中、認知症)
- 心臓の健康に役立つ(高血圧抑制)
- 熟睡・リラックス効果(不眠症)
その他にも、いくつもの研究によりCBDが「抗精神病効果・薬物乱用治療・抗腫瘍効果・糖尿病の予防」に役立つ可能性があるとして研究が進められています。
しかし、注意点としてどれも科学的に完全に証明されているわけではなく、あくまでもこれらの要因を改善する可能性が高いということを頭に入れておく必要があります。
CBDには抗がん作用もあるの?
上記で示したようにCBDには、「吐き気、嘔吐、痛みなど、がんに関連する症状・副作用」に役立つ可能性があるとして研究結果によって明らかになっています。
昨今日本でも、医師からなす術がないとして見放された末期患者が、大麻を使用したところ症状が劇的に改善したとして物議を醸しています。
CBDにも、がんとがんに関連する症状を軽減することに役立つとされていて、がんと戦う特性を持っているされます。しかし、その有効性と安全性を評価するには、さらなる研究が必要とされています。
CBDの副作用

「CBDには副作用がないの?」とこんな疑問があると思います。
世界保健機関(WHO)は2017年にPre-review reportを発表しています。
全ての潜在的な影響を調査しているわけではないが、CBDによる副作用の可能性は低いため、安全である。多量摂取など一定量を守らないと人体や精神へ影響を及ぼす危険がある
「出典元:https://www.who.int/medicines/access/controlled-substances/5.2_CBD.pdf」
上記のように記されてるため、副作用が起きないというわけではありません。
そして気になるCBDの依存性ですが、大麻の依存性における統計のデータによるとその依存率は約9%とされています。タバコが約32%、アルコールが約15%の人が依存症になると言われているので、これよりも低い値です。
要するに、CBDは大麻のようにTHCが含まれていないため、依存性がほぼないといえます。
では、具体的にどのような副作用が起こる可能性があるのかを以下で説明していきます。
CBDには副作用がある?
CBDは一般的には、忍容性が高く安全だとされていますが、一部の人には有害反応を示す危険性があります。
研究によって指摘された点は以下の通りです。「出典元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5569602/」
・下痢
・食欲と体重の変化
・倦怠感
また他にもCBDはいくつかの薬と相互作用するとされています。そのため、薬など服薬している場合は、安全を確保するために医師や専門家と話し合う必要があります。
また、効果には個人差がありますが、倦怠感や熟睡効果などの報告があるため、運転前に摂取するのは避けておき、リスクを避けましょう。
CBDはなぜ副作用が起こるの?
副作用が起こる原因は、世界保健機関(WHO)のレポートにも記載がある通り、使用用法・用途を守らずに過剰摂取した場合に起こるとされています。
また、CBDは日本ではまだまだ普及していないことからほとんどが海外から輸入された商品になります。
そのため、製造元・製造国・その会社が存在していて安全であるかを事前に確認する必要があります。
CBDにはどんな種類があるの?

CBDには、種類がたくさんあるため、どれを使用したら良いかわからないという方が多いかと思います。
今回は、代表的な種類として4つ紹介します。
- CBDオイル
- CBDリキッド
- CBDグミ
- CBDワックス
それぞれ、効果や正しい使用方法が異なります。
CBDを使用しても効果がないと感じないように、正しい摂取方法を理解しましょう。
CBDオイルとは?正しい摂取方法とその効果
CBDオイルとは、CBDの中でも一番メジャーな商品になります。専用のデバイスなどがなく、オイルを直接飲み込みます。
CBDオイルの摂取方法は、舌に数滴たらして、よく馴染ませることにより効果を感じることができます。
濃度にもよりますが、自身の体の調子などに合わせて量を調整するのがオススメです。基本的にはスポイトタイプが主流ですが、カプセルや、タブレットタイプもあります。
直接摂取することにより、吸収率・作用効果が比較的高いです。
CBDリキッドとは?正しい摂取方法とその効果
CBDリキッドとは、ベイプ(電子タバコ)で使用する吸引用に作られた商品です。
CBDリキッドの摂取方法は、ベイプや専用デバイスにCBDリキッドを注入して気化したものを吸引します。
水蒸気化させたCBDを吸引することにより、吸った直後に効果を感じられるため、CBDオイルよりも作用効果が高いです。
CBDオイルと違い、ベイプや専用デバイスがないと摂取することができません。
今では使い捨てで、カートリッジの中にリキッドが入っているタイプもあるため、初めに軽く試してみたい方にオススメです。
CBDグミとは?正しい摂取方法とその効果
CBDグミとは、最近登場した商品でCBD初心者から上級者まで広まりつつある商品です。
CBDグミの摂取方法は、ただ食べるのではなく、舌の裏で少し溶かしてから摂取すると効果をより感じることができます。
一番お手軽に摂取できるため、摂取量などをしっかり守りましょう。
CBDワックスとは?正しい摂取方法とその効果
CBDワックスとは、非常に汎用性の高い商品です。
CBDワックスは、蒸気摂取、経口摂取、肌に塗ることによってCBD効果を得ます。
一番効果が高いのは、蒸気摂取です。
注意点として、CBD濃度が非常に高いため、効果を最大限感じることができる一方、初めて使用する方には刺激が強すぎるかもしれません。
CBDには人により最適な量がある?

CBDに副作用があると使用するのが怖く感じてしまうかもしれませんが、自身にあった最適な量を守り、使用すれば基本的に安全です。
CBDは摂取量や体感によって個人差が大きいため、一概に規定があるわけではありません。
そのため、自身で最適な量を見極めることが重要です。
まずは少ない量から始めましょう
初めて使用する場合は、自身にあった最適な量がわからないと思います。
ですので、まずは少ない量から初めて、効果が足りないなと感じたら少しづつ量を増やしていくといったように調整してみましょう。
基本的には数日から一週間程度様子をみましょう。
自身の体調や気分によっても感じられる効果が日によって違うため、調節することが大切です。
カラダの調子がいいと感じる時が最適量
基本的に取扱説明書の使用量を守り、使用するのが原則です。
しかし、人それぞれ体調や気分にムラがあるため、効果を最大限に感じるためには、使用してみて自身のカラダが調子がいいと感じた時が一番最適な量といえます。
というわけでCBDの最適な量は、皆さん自身で日々調整して使用することをオススメします。
CBDはどれを選べばいいの?

とはいっても、CBDはどれを選んだらいいか悩みますよね?
実は、ここだけ抑えておけば迷うことなくCBDを選ぶことできるポイントが2つあります。
今までのおさらいとしてもう一度確認しましょう。
- 合法かどうか
- 製品・メーカーは信用できるかどうか
この2つを抑えておけば、安心してCBDを使用することができます。
以下で詳しく解説していきます。
CBDを選ぶポイントはここ!
まず一つ目は、合法かどうかです。葉、花穂、枝、根等を使用していないCBD製品でTHCが含まれていないものが合法で安全です。海外から輸入している製品は、厚生労働省からの検査を通しているため安心です。一方で、日本で生産しているCBDは、明確な検査をしていないため、安全でない可能性があります。
そのため、日本で生産されているから安全というわけではないことを頭に入れておきましょう。
そして二つ目は、製品・メーカーは信用できるかどうかです。CBD含有量の表記と実際の含有量があっているのかということです。さらに、CBDが適正な値段かどうかです。
これらを自身で確認するのは非常に困難ですが、心配な場合は製造メーカーと連絡して誠実な対応かどうかで最終的に判断しましょう。
この2つのポイントを最低限抑えておけば、あとは皆さんの好みや悩みに合わせてCBDを選べば問題ありません。
CBDはどこで購入できるの?
CBD購入方法は、大きく分けて4つあります。
・総合ECサイト(楽天・Amazon・Yahoo!)
・専用ECサイト
・CBD・ベイプ専門店(カフェ)
・実売店舗(百貨店・ドンキホーテなど)
日本でもCBD市場が広まりつつあります。今ではCBDオイルの好みや悩みに合わせた、スムージーを注入できるカフェも存在しています。
まずは、自身の目で安心・信用できるメーカーから購入するようにしましょう。
まとめ

最近噂のCBDをその効果から購入方法まで徹底的に解説しました。
まとめると、CBDは大麻みたく違法ではなく合法で、使用方法を守れば副作用なく安全に使用できます。
種類も豊富で自身の体調や気分によって量を調整することにより、効果を最大限に発揮することができます。
CBDを購入する際には、合法化どうか、製品・メーカーが信用できるかどうか見極める必要があります。そして、購入方法も市場拡大に伴い、増えてきているため慎重に選びましょう。
「最近ストレスが溜まっている」「不安やうつ病で眠れない」「ニキビの炎症が治らない」など悩んでいる場合は、CBDを活用することにより、これらの悩みを改善することができる可能性があります。
現代のストレス社会で悩む人にとってCBDは、心身ともにサポートしてくれるマストアイテムになり得るかもしれません。
CBDを活用して、人生をより豊かにしていきましょう。