
「最強のエナジードリンクに含まれているカフェイン量ってどれくらい?」
「エナジードリンクのカフェイン量はコーヒーと比較してどれくらいの量なの?」
エナジードリンクのカフェイン量が気になっている人は、このような疑問を持っているのではないでしょうか?
カフェインには眠気覚ましや集中力アップ効果が期待できるので、一番多いものはどれなのか気にしている人は多いです。
そこでこの記事では、エナジードリンクに含まれているカフェイン量を比較しつつ、摂取するメリットや注意点などを詳しく解説していきます。
飲み方によっては健康にも重大な悪影響がありますので、最強のエナジードリンクを探している人は注意して読み進めてください。
エナジードリンクのカフェイン量はどのくらい?

エナジードリンクにはカフェインが含まれていますが、どれくらい含まれているのかあまり知られていません。
ここではエナジードリンクに含まれている平均的なカフェイン量やその他の飲料物に含まれている量を紹介していきます。
エナジードリンクの平均的なカフェイン量とは?
日本で売られているエナジードリンクに含まれているカフェイン量の平均は、
1本あたりおよそ117mgです。
含有量には商品によってばらつきがあり、多いものは190mgで、少ないものは75mg含まれています。また、100mlあたりの平均は36mgです。
こちらも多いものなら93mg含まれていますが、少ないものなら15mgと大きな差がありました。
他の飲料物のカフェイン量はどのくらい?
エナジードリンクのカフェイン量を調べると、気になるのが他の飲料物に含まれている量です。エナジードリンクと比較される飲料物の100mlあたりのカフェイン量は以下の通りです。
・玉露 160mg
・コーヒー 60mg
・栄養ドリンク 50mg
・紅茶 30mg
・煎茶 20mg
・ウーロン茶 20mg
・炭酸飲料 10mg
あくまで平均値ですが、エナジードリンクのカフェイン量は飲料物の中では中間くらいに位置しています。しかし、1本あたりで見ると多くなる傾向にあるので、摂取量には注意してください。
種類別エナジードリンクのカフェイン量を比較!

「エナジードリンク」とひと言でいってもカフェイン量にはばらつきがあります。
ここでは日本でも有名な商品の中でどれが多いのか比較していきます。
エナジードリンク、Zoneは?
「Zone」はエナジードリンクの中では新しい商品です。
カフェイン量は100mlあたり15~20mgです。容量は500mlですが100mlあたりの量が少ないので、含有量は1本あたりでも75~100mgと思っているよりも少なくなります。
エナジードリンク、レッドブルは?
「レッドブル」は日本で最も有名なエナジードリンクの1つです。
カフェイン量は100mlあたり43.2~32mgで、1本あたりの含有量は79.92~113.6mgです。
レッドブルはボトルの量によって、100mlあたりのカフェイン量が違います。少ない量でたくさんのカフェイン量を摂取したい人は185ml缶を選んでください。
エナジードリンク、モンスターは?
「モンスター」はアメリカ生まれで、エナジードリンクのランキングでも上位にある商品です。
カフェイン量は100mlあたり40mlで、1本あたりの含有量は142mgです。カフェイン量が多いエナジードリンクとして知られています。
エナジードリンクのカフェイン量を比較!
さまざまなエナジードリンクを比較しましたが、カフェイン量は商品によって全く違います。
例えば、ブラックアウトのものには1本で190mlも含まれているものがある一方で、Zoneは75mlで少量です。
エナジードリンクを購入する時は、パッケージの100mlあたりのカフェイン量やイメージだけでなく、総量を確認するようにしましょう。
ちなみに、世界にはもっとカフェインを含んだエナジードリンクがありますが、日本ではブラックアウトが最も多く、最強といえます。
エナジードリンクのカフェインによる効果とは?

エナジードリンクのカフェインにはどのような効果があるかご存じでしょうか?実は眠気覚まし以外にも効果がいくつかあります。
ここではカフェインを摂取することのメリットとデメリットを紹介していきます。
カフェインのメリット
まず紹介するのはメリットです。ここではよく知られている2つの効果について紹介していきます。
眠気が覚める
カフェインの効果といえば、眠気覚ましでしょう。
カフェインはアデノシンという神経細胞を鎮静化させる物質と構造が似ています。本来アデノシンが結合する場所にカフェインが結びつくので、精神が活発化して脳が覚醒するのです。
集中力がアップする
カフェインには集中力を高める効果も期待できます。
疲れはアデノシンがアデノシン受容体と結びつくことで感じます。しかし、アデノシン受容体がカフェインと結びつくので、アデノシンの活動が抑制されて疲れを感じにくくなるのです。
その結果、脳の働きを高められるので集中力アップ・維持が可能になります。
つまり、エナジードリンクを上手に飲めば、眠気を抑えて集中力を維持しやすくなるのです。
カフェインのデメリット
一方で、カフェインの摂取にはデメリットも存在するので、ここではデメリットを紹介していきます。
トイレが近くなる
カフェインには利尿作用があるので、トイレが近くなるというものがあります。利尿作用とは余分な水分や老廃物を身体に出す作用のことです。
カフェインの利尿作用は必要以上に水分を外へ出さないといわれているので、決して身体に悪影響があるわけではありません。
しかし、集中したい時にトイレが気になるデメリットはあります。席を立ちたくないような時は、飲むのを控えた方がいいかもしれません。
摂取量により悪影響がある
最も注意しなければならないのが、カフェイン中毒です。症状には以下のようなものがあります。
・軽症:、胃もたれ、頭痛、吐き気、悪寒、震え
・重症:意識喪失・心肺停止・高血糖・低カリウム血症、痙攣
エナジードリンクでカフェインを少量摂取する分にはそれほど問題はありません。リラックス作用や疲労感の抑制など健康に有効です。
しかし、大量に摂取すると副作用が出てしまいます。そのため、1度にたくさん摂取せず、かつ1日の摂取量にも気をつけなければなりません。
では、エナジードリンクの摂取の目安はどれくらいなのでしょうか?次の章で紹介していきます。
エナジードリンクの摂取目安とは?

欧州食品安全機構(EFSA)によると、安全に摂取するカフェイン量の目安は、成人なら1回200mg以下、1日400mgです。
日本にはカフェインに関する基準はありませんので、欧州食品安全機構の数値を参考にして、以下文章を続けます。
1日に1、2本が目安!
エナジードリンクからカフェインを摂取する目安は、1日1~2本までです。
日本で売られているエナジードリンクに含まれているカフェイン量は117mgですので、一見少ないように思います。
しかし、カフェインはエナジードリンクだけでなく、お茶やコーヒー、炭酸飲料水などさまざまなものに含まれています。
そのため、オーバーしてしまわないためにも、エナジードリンクから摂取する量は抑えておかなければならないのです。
また、カフェイン中毒を発症してしまう量には個人差がありますので、400mgまでなら安心とはいえません。
少し余裕を持ってエナジードリンクは1日1本、多くても2本にするようにしましょう。
カフェインを摂取する際の注意点!
カフェインの摂り過ぎは中毒を発症するので、注意が必要です。ここでは摂取する時の注意点を紹介していきます。
カフェインの悪影響が出るまで飲まない
「摂取量により悪影響がある」ではカフェイン中毒の軽症から重症までの症状をいくつか紹介しました。そのような症状が出るまで飲まないことはカフェイン摂取の大前提です。
「症状が出始めたら気をつける」ではすでに遅いです。なぜなら、カフェイン中毒は依存症ですので、発症してしまうとドンドン悪化していきます。
すでに紹介したように、成人なら1日400mgを摂らないように、注意して摂取するようにしましょう。もし、軽症の症状が出た時は、すぐに摂取を控えるようにしてください。
カフェイン中毒にならないようにする
カフェイン中毒にならないようにするには、摂取量を抑えるしかありません。
しかし、どうしてもエナジードリンクやコーヒーなどを飲みたいという人もいるでしょう。そのような人は、他のカフェインを多く含んだものを控えるようにすることが大切です。
例えば、今まで飲んでいた煎茶やウーロン茶を控える代わりに、麦茶やカフェインレスコーヒーを飲むといいでしょう。
ちょっとした工夫でカフェイン中毒になるリスクを下げられるので、自分に合った方法を探して実践してください。
子供はカフェインの影響を受けやすいので注意!
大人は1日400mgまで摂取できますが、子供は影響を受けやすいので、さらに注意が必要です。
子供の場合は成人の半分を目安にするとよいでしょう。具体的には1日200mgです。
エナジードリンクなら1本が限界です。それ以上はカフェイン中毒の発症リスクが高まりますので、控えるようにしてください。
また、妊婦もカフェインの摂り過ぎは胎児に悪影響を与えるリスクがあります。子供と同様に、1日200mg以下を目指すようにしましょう。
最悪の場合、死亡する可能性も!
カフェイン中毒が恐ろしい理由は、最悪の場合死亡してしまうためです。
重症化すると意識がなくなったり心臓が止まったりしてしまいます。実際にカフェイン中毒による救急搬送は増えてきていて、そのうちの数人は亡くなっています。
エナジードリンクは自動販売機で売られていて、ジュース感覚で何本でも飲めるという人もいるでしょう。
しかし、過剰摂取は眠気覚ましや集中力アップではなくカフェイン中毒を引き起こし、最悪の場合死に至ります。
日本には摂取の目安がないので、欧州食品安全機構の目安を参考にカフェインを摂取するようにしてください。
まとめ
エナジードリンクに含まれているカフェイン量は、コーヒーや栄養ドリンクなどよりも少ないです。
しかし、容量が大きいものが多いので、1日に何本も飲むと過剰摂取になるリスクが高いです。
カフェイン中毒になると頭痛や吐き気、意識喪失、最悪の場合死亡してしまいます。
少量であれば眠気を覚ましたり集中力を高めたりできるので、エナジードリンクを飲む量は1日1~2本を目安にするようにしましょう。